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たる募金プロジェクト第5弾 “ホンモノの和太鼓を次世代へ”プロジェクト完了のご報告

INFORMATION たる募金

2023年7月よりスタートいたしましたたる募金プロジェクト第5弾、“ホンモノの和太鼓を次世代へ”プロジェクトに関しまして、多くの皆様からたくさんのご支援を頂きまして誠に有難うございました。

愛知県・岡崎市所在の創業慶応元年という(株)三浦太鼓店/三浦彌市商店様を通して、愛知県下の高校の各和太鼓チームへの支援として寄贈させて頂いた約250万円を元に、下記の通り計15校の各高等学校 和太鼓部の需要に合わせて、三浦太鼓店様による「既存の太鼓のメンテナンス」もしくは「新しい太鼓の製造」を実施いたしましたことをご報告いたします。


■ 既存の和太鼓のメンテナンス(修理):9校

[学校名]  [和太鼓部名]     [太鼓種類] 
愛知県立岡崎聾学校     2丁締め太鼓
愛知県立春日井南高校 柳火  1尺6寸 長胴張り替え
愛知県立一色高等学校 いっしき  1尺6寸 長胴張り替え
愛知県立内海高等学校 海誠  3丁締め太鼓張り替え
愛知県立豊丘高等学校  豊太鼓 1尺5寸 長胴張り替え
名古屋市立緑高等学校 ゆ縁 1尺6寸 長胴張り替え
私立豊川高等学校 威鳴太鼓 1尺6寸 長胴張り替え
愛知県立犬山高等学校 からくり文化部 小鼓、締め太鼓 張り替え
愛知県立松平高等学校 わ太鼓部 1尺5寸桶両面 締め太鼓両面 張り替え

 

■ 新しい和太鼓の製造:6校

[学校名]  [和太鼓部名]     [太鼓種類] 
修文学院高等学校    和太鼓部 沙羅 1尺5寸桶太鼓
愛知県立松陰高等学校   3尺2寸大太鼓 ※太鼓代金の一部として
聖霊中学校・聖霊高等学校 響鼓   2丁締め太鼓
桜丘高等学校 桜花太鼓  2丁締め太鼓
愛知県立安城南高等学校 凛鳴 1尺5寸桶太鼓
日本福祉大学付属高等学校 楽鼓 2丁締め太鼓

 

先日、愛知県立松蔭高等学校並びに愛知県立安城南高等学校にて、和楽器バンドを代表して黒流が三浦太鼓店様と共に新しく製造された和太鼓の寄贈を以て、同プロジェクトに関する楽器の納品が完了いたしました。

また、最後に訪問をいたしました愛知県立松蔭高等学校並びに愛知県立安城南高等学校の2校では、和太鼓の寄贈と同時に三浦太鼓店様及び黒流による和太鼓ワークショップを実施いたしました。和太鼓は修理を繰り返しながらも大切に扱うと数百年もの間、変わらず“ホンモノの音”を鳴らし続けることのできる楽器です。皆様からご支援をいただき寄贈いたしました和太鼓を受け継ぎ、ホンモノの音を後世へと伝えて欲しいと同ワークショップを通してご参加いただいた各太鼓部の皆様へお伝えし、2024年11月末日をもってプロジェクトは全て終了いたしました。

重ね重ねになりますが、皆様からの温かいご支援のおかげで、たる募金プロジェクト第5弾を無事に終えることができました。心より感謝申し上げます。今後も日本の伝統芸能文化の継承と発展のため、それぞれ活動してまいりたいと思います。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

■黒流 コメント
たる募金プロジェクト第5弾 “ホンモノの和太鼓を次世代へ”プロジェクトにご協力いただきありがとうございました。10年以上、高校和太鼓部の大会で審査をしていますが、毎年素晴らしいクオリティの演奏が沢山生まれています。ただ伝統楽器ということもあり、太鼓のメンテナンスや所有している楽器数等は、学校によってどうしても差が出てしまっていました。今回皆様から沢山のご支援をいただき、三浦太鼓店さんのご協力の元、次世代の和太鼓奏者の未来へ繋がる活動が出来た事に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

コロナ禍から始まった「たる募金プロジェクト」。第5弾まで続けられた事、そしてツアー会場やオンラインを通してなど皆さまからの沢山のご支援が本当に嬉しかったです。プロ奏者が次世代の道を繋ぐ事は、重要な責任だと思っています。これからも日本のカッコいい伝統を、そして、未来の音楽家達の明るい未来を紡いでいきますので、日本文化への応援を引き続きよろしくお願いいたします。

日本文化の未来を信じて。
覚悟と決意を込めて。

2024年12月9日
和楽器バンド 黒流